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私のイナゴ研究

 私は幼少のころ(80年代)、甘いものが好きでした。昼間、福島県郡山市の母方の祖母の家のテーブルには漬物や菓子が並んでいて、秋になると黒い色をしたイナゴもおやつ代わりになっていました。カルシウムがあるから体にいいと言われ、抵抗感も無くよく食べていました。甘くて臭みが無く、イナゴはチョコレートと同様に好きな食べ物でした。イナゴは当時自分の住んでいたいわき市の家にもあり、近所の家の食卓にも並んでいました。双葉郡浪江町の父方の祖父母はイナゴを捕っていませんでしたが、私の母方の祖母から送られるイナゴの佃煮を毎年楽しみにしていました。
 亡くなった父も小学校でイナゴ捕り行事をしていたと話し、母も田圃でイナゴを捕っていた経験があります。私は成長するとイナゴを食べなくなってしまいましたが、21世紀に入ってからも母方の祖母はイナゴを大量に捕り続け、近所の人におすそ分けし続けていました。
 大学院進学の際、テーマは何にしようか考えていました。特にこだわりは無かったのですが、秋にイナゴの佃煮を見て「これだ」と判断しました。イナゴに関する過去の文献を探してもほとんど見当たらなかったので、自分がイナゴの食慣行を研究する余地は十分にありそうだと考えました。実際に研究を始めると多くの人と出会い、毎日の研究生活がとても楽しく、意義のあるものでした。院生活一年目で東日本大震災に伴う原発事故で福島県のフィールドでの研究が困難になる事態になりましたが、何とか震災前の資料をもとに修士論文提出までこぎつけました。ここまで来れたのは研究会のメンバーをはじめ、私を支えてくれた多くの人たちのお蔭です。イナゴを研究して本当に良かったと思っています。

末永雅洋
 
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末永氏の「私のイナゴ研究」に引き続き、三橋も自己紹介と研究紹介をしたい。 もし昆虫食研究を志す人が現れたとき、何かのヒントになるかもしれない。 私は現在、東京農工大学大...

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